最近、自殺者が多いということが報道されます。

このことについては、私も心を痛めていたところですが、コロナ自粛が始まった頃から解除期に自殺が増えることは予想しておりました。

現象として、うつ病の方が躁になるタイミングで自殺に至るケースが多いとは言います。

自粛期間というのは、人工的にうつ状態を作り出したようなものですから、自粛解除は人工的に躁状態を作り出したようなものです。

ですから、自粛解除になって社会が動き出すタイミングはリスクの高い時期と考えることができます。

私の臨床経験からうつ傾向の方の身体的特徴でいうと、頚部筋の緊張が高いという印象があります。
ただこれは印象であって、確実なエビデンスがあるわけではありません。

おそらくは、そんな研究もあまりされておらず、頚部筋緊張が原因なのか?結果なのか?不明確と考えます。

とはいえ、頚部筋緊張を緩和することで自殺者増加のブレーキをかけられるかもしれないという予感はしています。

現在言えるのはこんなことですね。

副次的なことを申し上げるなら、鍼灸の治療中は長いカウンセリングが可能です。
これは他の治療法にはあまりない要素かな?