今こそ考える治未病 感染がすべてではないのです!
世の中、感染者が何人?ってことに話題が終始していますね。
PCR検査陽性を感染者ってことに便宜上していますけど、実はこれは事実に反するってことは、前に書きました。
だって、感染は表皮の内部に入り込むことですものね。
表面の付着は、曝露ってことです。
では、感染って発病か?というと、これまた違います。
発病は、感染した後、その侵入した細菌なりウイルスなりの繁殖によって、症状が出た場合のことです。
そして、重症化っていうのは、その発病した状態がひどくなって、命が危ぶまれる状態のことです。
一応ここまではお分かりになりますね!
さて、治未病というのは、伝統医学でよくつかわれる言葉で、「未だ病まざるを治す」と書き下します。
この意味は、現代医療的に解釈すると、「病が起こる前に治療をしてしまう」ということです。
もっと踏み込んだ言い方であれば、予防と言えましょう。
つまり、伝統医学的には、病というものを症状が出る前の段階からとらえて、もっと広く考えているということです。
感染症でいえば、たとえ感染しても発病を防ぐことにあたるでしょう。
つまり、「抵抗力をつける≒体調をよくすること」というのは、伝統医学でいうと治療なのです。
そもそもの伝統医学の考え方は、初期治療により大過(大きな過ち)を防ぐことにあります。
すでに発病し、症状が出てから治療するのは「下手な医者のすることだ!」とも書いてあります。
上手な医者は、その萌芽を見逃さず手を打つので大事にならない!
とかく、現代科学に踊らされてしまう世の中だからこと、原点に立ち返ってみることも大切です。
科学的に証明されていない抵抗力とか自然治癒力といったことが、病を防いでいるのが本当ではありませんか?