世の中、コロナウイルス感染症の話題で持ちきりです。
これが世間の皆さんの最大の関心事になっていて、細かい数字に一喜一憂している方も多いでしょう。
そこで、この感染症における疑問の数々を列挙していきましょう。以下思いつくまま…。
一体、どうなったら確実に感染する?確実な感染経路は発見できたの?データを集めてるはずなんだけど、どうして発表してくれないの?
PCR検査の陽性者は本当に感染者として良いの?それって、曝露じゃない?
感染者の実数として発表しているけど、この実数だけを提示されて何を判断しろというの?何かわかりやすい比較対象も示していただけないか?世界の都市とか。
どんな死に方をしてもコロナウイルスが検出されたらコロナウイルス感染症が死因?本当の死因とは違うよね!
ワクチンが出たとたんにワクチン争奪戦だけど、安全性は担保されているの?
感染症病棟を増やせない理由は人員不足ということだが、なぜ夏のうちに考えなかったの?冬に感染症が流行することくらい、予測できるよね!
などと、列挙すると沢山出てきてしまうのですね。
さて、ぐっと身近なミクロの視点です。うちの患者さんたちと話して一番気になっていると思われるのは、「コロナで死にたくない!」の一点なんですね。
言い換えると、誰にも会えずに骨になって仕舞いたくないということなのです。
理想的なのは感染しないことでしょうが、もしも感染するなら軽症で済ませたい、重症でも死にたくないと、最悪でも悲惨な死を迎えたくないと言うところかな?
恐らくは、このような意識からワクチンが話題の中心になるのかな?と。
でもワクチンの副反応で死亡もないわけではないです。十分な安全性が担保されたかというと、まだされていないのもまた事実。
要は自己責任ですね。予防接種法で担保されるのは命でなくお金。
言ってしまえば、命を懸けた大博打!
勘違いしてはいけないのは、ワクチンによって感染しないのでなく、感染後の発症の可能性と重症化を防ぐのです。
勿論、多くの人が接種されることで大流行を防ぐ集団免疫の効用はあります。
つまり、個人としては発症の防止、集団としては拡散防止となるわけです。
ここからは個人的見解になります。
ワクチンの現状把握から見いだされる目的としては、どちらかというと集団免疫をつくる方に力点が置かれているように思います。言わば公共心!
さて皆さんはこの動機で接種に踏み切れますか?
毎年行われてきたインフルエンザ予防接種の経験から考える方は多いでしょうね。
「受けたのに発症した!」「受けなかったけどかからなかった!」など、様々な経験が個々人におありでしょう。
振り返ると、5~6月頃はワクチンの見通しがたたず、発症するかしないかにスポットライトが当たり、その個人差に注目が集まりつつありました。
つまり、本当の医学の謎に、正面から向き合う方向で進みつつありました。
しかし、ワクチン調達の目途が伝えられると同時にこの方向性が失われてしまいました。
これは誠に残念なことです。
小耳に挟んだ情報では、それても一部の会社は、人体のバリア機能に着目して商品開発を進めているらしいです。一縷の望み?
何が言いたいかは表題に書いた通りです。
曝露、感染し、発症するかしないか決定する要素はどんなことか?
このことの解明こそ果たされるべきと思うのです。